【今日の自分日記】

みらべるが この1年で最大級に安くて泣けた。
お金なさすぎて、
びえーんびえーん言ってたけど、
思いっきり励まされた。

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今日も学校にはお弁当・水筒持参。
色のわるくなったキャベツだって食べるし、
お米は5kg1200円のだし。 

帰りは初めて歩いて帰ってきた。
目指せ0円生活!状態。
でも夕焼けが見たことない景色で楽しかった。

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おなかすいて、
めまいしてきた時に、
みらべる着いたら、
入口でなす99円、
中は99円野菜のオンパレードだもの。
泣くよ。

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お母さんから、
実家に帰ってきませんか?
と連絡来てた。

せっかく通学始まったのに今じゃないなと思うし、
まだとても一緒に暮らせるとは思えないけど。
それでもひとりが重すぎるし、
帰れるならもう本当に帰りたいと思いつつ。

 

わからないけれど。
とにかく100g88円の唐揚げと、
みらべるのにぎわいに
思いっきり励まされたよ。

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たべすぎ たべすぎ

たべすぎたべすぎ
ちょーおなかいたい。


いっぱいのごはんにお酒に、
いっぱいのお話ありがとう。

みんなかわいい。
一生懸命なやんで、
人のこと想って。
でもぎりぎりのとこで
自分は大事にしてあげて。

 

ほんとかわいい。
うん、だから自分一番かわいいね。

 

たべすぎたべすぎ
ちょーおなかいたいの。
でも胃薬は飲まないでおやすみなんだぜ。

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70's vibrations

木曜は雨の赤レンガ倉庫へ、
70年代ポップカルチャーの展示会
『70'sヴァイブレーション』を観に。

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たくさんの写真、ジャケット、雑誌やチケットたちが展示された空間。
見れば見るほどに強い想いが感じられて、胸が苦しくなってしまった。
演奏が聞こえるわけでもなく、映像も資料映像だけなのに、いろんな音が聞こえてくるようで気持ちがいっぱいになった。

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私が生まれるひとつ前の時代、
音楽の必然性が高かった時代。
これを観ると観ないとでは、70年代という時代に対する意識が全然違っただろうなと。そのくらいに。

 

「写真家の視線」コーナーには圧倒された。
自分が憧れたアーティストや、名前だけしか知らずにいたバンドたちの、若き熱を帯びた最前線の姿。
後追いの自分がどんなにあがいても理解できなかった部分が、自然と埋まっていくような気がしたんだな。

 

なにより素晴らしかったのが、広い会場1番奥の「年次コーナー」で。
アナログジャケット・ポスターや雑誌が、1年ごとに並べて貼られてたのだけど。
それぞれが語りかけてくる力がとても強くて。

 

久しぶりのジャケ買いみたいな気持ちで、知らないジャケットに希望的な想像をしたり。
たまに所有してるLPを見つけては、とてもうれしい気分になったりも。

ああ達郎ってこんなにかわいいんだ。
James Taylorはいつまでも自分のお父さんみたいだな。
Rickie Lee Jones! やっぱりアナログのデザインは、30cmでこそ映えるんだな。
とか、月並みなこともつぶやきながら。

 

73年が鮮やかな印象で1番素敵だったな。
ポールの「Band on the run」はやっぱ目立ちすぎてたな。
美奈子の「扉の冬」はアナログでほしいな。
チューリップ「魔法の黄色い靴」って同名アルバムもあるんだね。もっとちゃんと聴いてみたいな。
五輪真弓…怖いけど、ジャケが鮮やかで気になる…。

 

会場入口のパイドパイパーハウスは、70'sから近年のものまで愛情ある品揃えで夢中になってしまった。

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黒沢秀樹黒沢健一の両最新作まで並んでたし。

 

あ、そうだ。
Colin Blunstoneがコリン・「フ」ランストーンになってて切なくて。
でも名盤扱いの1stだけじゃなく、2nd・3rdの紙ジャケまで並んでてうれしかったりね。

 

それから勝手だけれど自主イベントにもとても参考になるなと。
家にあるものでも、並べて飾られてるとうれしいんだな、とか
写真は下手に拡大するより、数回り大きなパネルに貼った方が見栄えするんだな、とか
写真だけより解説が一緒に掲示されてると展示の色を濃くできるんだな、とか。

 

あと、チケットやチラシの類はとても貴重で空気作りになると知ったから、少し真似してガラスのボックスに展示しようかな、とか。

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まずは久しぶりにコリン・「ブ」ランストーンの2ndを聴きながら、
biceのチケットを発掘してみようかな。

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dancer, Legrand, fountain

◆午前10時の『リトル・ダンサー


もう10年前頃、大事だった人がこれはいいよって言ってた映画。
それが今こんな形でスクリーンで観られるなんてさ。

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男だけどバレエが好きになった少年ビリーはさ、生まれた家庭に振り回されながらも、街を飛び出して行くんだ。


ビリーがステップを刻む時、流れるのは60'sから90'sのUKロック。
街でタップを踏むバックに、THE JAM ♪TOWN CALLED MALICE が流れた時、全部わかったの。
当時やつはPaul Wellerが好きだった。だからそこから興味持ったんだろうな…。

 

「あいつには未来がある」
「才能を伸ばしてやりたいんだ」だっけ。
必死で言葉にするお父さん、泣けたな。
主人公だけじゃない、キャストみんなの描き方に愛を感じた。

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◆午後3時のルグラン


ミシェル・ルグラン自伝発売記念のトークショーを。
私はルグランに精通してたりはしないけれど。
せっかく興味持った今、リアルに感じられる機会がほしくて。

講義自体は…おやおや私にはいささか消化不良だったけれど、会場は本当に素敵なお店だった。

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ブックカフェっていう文化は素晴らしいな。
本に疎い私でも、いくつもいくつも手に取って、いつまでも眺めていたくなってしまう。
絶対に読みきれない本たちが、本棚から語りかけてくるようで。
おしゃれなのに気をつかわせない気さくなご主人も素敵すぎた。

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◆午後5時の噴水公園


私にはやはり水辺が必要だったね。
久しぶりの噴水、初めての夕景噴水が素敵すぎて、気づけばまるでここは水の都。
さっきのパリ写真たちから飛び出してきたみたいな気持ちで。

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こうやって時が巡り、場所がつながってくんだな。
せつなさはわりと過剰だけど、噴水はいつまでもきれいだといいな。

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1508の帰郷

ここで暮らし始めて、初めて実家に泊まった。
体に優しげなカレーを作ってもらった。
大きすぎる寒天であんみつを食べた。
3人の食事がうれしかった。

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ふとんがやわらかかった。
懐かしい静けさはとても心落ち着いた。
でも肌寒かったからか、眠りは浅かった。

 

朝ごはんを食べて、早いうち出かけた。
初めてのおはか参り。
どこにあるのか、あるのかどうかすら知らなかった場所へ。

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また雨が降ってた。
ひどくさみしげな場所に見えた。
けれど無縁仏に家族が3人も来るなんて、
父は意外にも幸せな人なんじゃないかと。
そう思ったり。


でも母がおはかの場所がわからなくなって、
縁がないのは私たちだとみんなで笑った。

 

手を合わせた。
合わせてみても、

なにを思えばよいのかわからなかった。


懐かしい顔より明るい顔が浮かんだ。
走り回ってる姿、
向かいで同じものを食べてる姿、
私を抱きしめるような仕草。
全部お父さんができなかったこと。

 

ひとり傘をさして、
しばらく立ちつくしてみた。
くもり空を見てた。
哀しい気分と明るい気分になれた。
お父さんと話してるような時間だった。

 

帰路の途中、3人で少し思い出話をした。
「時間があって好きなことできるなら絵を描きたいと言ってた」
姉が教えてくれた。

「おはかに来ようと思ったのは、
笑い方がお父さんに似てるって
自分で思ったから。」
写真を見せたら、姉がうなずいた。

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街を移動して、レトロな喫茶店へ。
3人で食事をした。
モンジュースもエッグトーストも
とてもおいしかった。
お父さんの話はもうしなかった。
チョコバナナパフェは甘すぎた。

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姉がとても楽しかったと言った。
母がまた来てねと言った。
「今度来たらストロベリージュースにロースハムトーストがいいな」と私は言った。
雨はもうやみそうだった。

 

友達の発表会を見て、買い物をして、
ひとりの街に帰った。
今夜はきっとひとりじゃいられない気がした。

 

家事をして、ギターを弾いた。
硬くなった指先が心地よくて、
ずっと弾いてた。
また雨が降ってた。
眠らなくていいような気がした。

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ギタ練、始めてました。

同じコードをひたすら練習はできないけど、
心に響いたコード進行なら
何度でも弾いてしまう。

 

そんなギタ練、始めてました。


今はいろんな曲でいろんなコードを
ジャカジャカしながら、
基本の運指を覚えたいなと。


バレエコードに果敢に挑みつつ、
メジャー7thの響きにとりつかれる日々です。

 

和音に敏感になる感じ、久しぶり。
初めての弦楽器、
こわかったけど意外に楽しい。
いつかコード弾きだけでもいいから、
人前でも演奏できますように…。

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最新のお気に入りは佐野さんのSomeday.
2カポでbiceキー。
繊細、きらきら、泣けるm7(♭5)

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どうでもいいメモに手書きが好き。

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逃げ去る恋

7月からずっと観てたフランソワ・トリュフォー監督のアントワーヌ・ドワネル シリーズ、

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最終作『逃げ去る恋』を観て、今の気持ちを。

 

あぁ思えば私、いろいろな女の人にぎりぎりのところで生かされてきたなと。


女性に対してトラウマが強く、それ以上に父性が欠落している自覚が強く、そちらが人生の主題だったので、
恋愛の意味ではまともに女性と向き合えることもなく、ひとりぼっちと思い込んできたけれど。

 

ドワネルは恋愛関係の女性に、母も妻も妹もその他いろんな役割を求め続ける。
求め続けるから、得られないことがわかる度、失望したり絶望したり、
そして同時に違う女性を求める。
世間的には浮気と呼ばれる行為、
でもなぜか映画の中の女性が一瞬でも許容してしまったりするのは、
ドワネルのそれを根底で理解してしまってるからだと思うのだけど。

 

母親の愛を満足に受けてない、求めても得られなかった記憶がある男の子は、女性に対して想いや欲を持ちつつも、どこか冷静で。
当たり前に幸せな感覚も受け入れられなくて、永遠や無償が得られないならばと自分からすりぬけていこうとしたり。

 

でも本当は甘えたいし、愛したいんだよね。
だから妹でも娘でも母でも妻でも全部であってほしくて。

 

私の話。
人に好意を持ったり持たれたりする度、その感情と向き合えずに、
求められた役割だけを演じて、演じきれなくなったら縁をたやしてきた。
それが20代の大半だったのだけれど。

 

自分の人生が自分のものだとわかったのは30近くになってからだったし、
だから今まだ自分の人生を自分で引き受けきれてないわけだけど。

 

ドワネルに出逢って、自分をまた知れた気がする。
父性の欠落は父自体がなくなったことで一旦おわったけれど、本当はずっと母性も欠けてたんだろ。
満たされたいと願う気持ちすら、全然気づけなくなってた。

 

だから本当はもっと自由でいてよかったんだって、今。
ずっと演じてきたいろんな人の役割を少しぬぎすてて、人を求める自分を受け入れて。
つとめて好きに振舞って、逢いたい人と逢えばいいよ。
あともう少しだけ、自分かっこいいとか思ったらいい。

 

ジャン=ピエール・レオがドワネルを演じたのは、14歳〜34歳の時。
私の14歳といえば、女性へのトラウマが始まった時期。


そして私はまもなく34歳。

巡り合わせってあるもんだなと。
ただの憧れで観始めたヌーヴェルヴァーグ特集上映が、こんなきっかけになるとはね。
出逢いに感謝しつつ、今は『逃げ去る恋』のサントラとかあれば聴きたいな、とか。

 

写真は1作目『大人は判ってくれない』パンフ

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5作目『逃げ去る恋』DVD

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書籍「映画で歩くパリ」よりモンマルトルのページ

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友達が貸してくれたパリの景色たくさんの素敵な洋書

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大人は判ってくれない』のイメージで。顔がまあるいけど。

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